1990年代後半。格闘ゲーム全盛期であった当時、十字キーが押し易く、ボタンが多いサタパは、
格闘ゲーマーを中心に現在も「ベストなゲームパッド」として認める根強いファンがいる。
そんなファンの一人であるリアフレが、「箱で使えるサタパがストⅣ用に欲しい」と言ったのを機に、
「乗っ取りの練習がてら、作ってみるか」と思ったのが事の始まり。
実は自分もサタパには思い入れがある。セガ・サターンの稼働率が異常に高かった時期があるのだ。
グラディウスデラックスパック、沙羅曼蛇デラックスパック、サンダーフォースゴールドパック1と2、
レイディアントシルバーガン、ガンフロンティア、ダライアスIIと外伝、バトルガレッガ etc,etc...
アーケードゲームがほぼ完全に移植されるようになったのが嬉しくて、ついつい買ってしまっていた
これらのシューティングゲーム、サターンパッドの快適な斜め入力がなければあそこまでハマることも
なかったかもしれない。
今、せっかくXBOXLiveArcadeでいい感じにレトロアーケードゲーやシューティングが出ているのに、
XBOX360のコントローラーはデジタルの十字キーが全然駄目。
快適なプレイ環境のためには、サタパ乗っ取りは必然なのかもしれない。
まあ海外でストⅣパッドとか出てるけど品薄だしね思い出話はこれくらいにして、早速工作を始めてみよう。
最初は比較的工作が簡単な有線コントローラーで。

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有線コントローラーを普通のプラスドライバーで開けて、基盤を取り出して振動機能用のモータをはずす。
配線に関しては画像のとおり。御覧のように有線コンは基盤裏にTPと名づけられた半田ポイントがあり、
これを利用して乗っ取りを行なってゆく。
初めて乗っ取りをする人は
家庭用アーケードスティックスレまとめWikiを熟読?して、どういうことをするのが
乗っ取りなのか、仕組みと理屈を理解しておくといいだろう。
大体わかるようになったら、上の画像が乗っ取りする上で役に立つことはわかるはず。
ちなみにwikiのほか
xbox-scene Xbox360 Case / Hardware Modding Forum(英語)や
slagcoin.com(英語)のPCB and wiringのページも参考にした。
LRトリガーはニッパーとかでバチバチ切って取っ払ってしまおう。ただし基盤に直付けしてあるアナログ
スイッチはそのままにしておき、スイッチのくるくる回るところをグルーガン等で初期位置のまま固定して
おこう。誤作動の原因となる。
基本的に、アーケードスティックのボタンのように線が2本出ているボタンの場合、
1本を対応したボタンに、1本をGNDに繋げばOKと考えていい。
GNDはどこでもOKだ。
ただしLRトリガーだけはボタン別に独立して接続しなければ駄目だ。
アナログのためか、共用GNDではうまくいかない。LRトリガーの乗っ取りポイントは以下の画像のとおり。

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画像は無線コントローラのものだが、LRトリガーは有線も変わりないので大丈夫。
LT・RTの2つのポイントにボタンを独立して繋げる。
さて、次回はサターンパッドの接続、その次は無線コントローラの乗っ取りをやるとしますか。
な~んか最近疲れるなあ…更新が停滞気味ですよ、すいません。
あ、あと乗っ取りは自己責任で!!ヨロシク!
XBOX360 有線・無線コントローラをサターンパッドで乗っ取る vol.2